当会の事業方針:東日本大震災復興に関する支援活動、国内外での講演・研修活動、社会福祉に資する啓蒙活動、地域の文化・経済活性化への寄与を目的に活動いたします。


講演、講座、研修会等の支援事業

自主制作映画のチャリティー上映会、大学院留学生の東日本大震災沿岸被災地視察への支援活動、郷土民謡コンサート(チャリティー含む)の開催などを行っています


2022年度「第2回宮沢賢治創作詩コンテスト」開催

第1回目との比較 

昨年度は、1051作品という多数のご応募を頂き、たいへんにありがとうございました。今年度も岩手県下の小学生の皆さんに表現力、詩心に溢れた作品の多数のご応募を期待して第2回目の開催となりました。

今回の応募内容

今回は、前回と少し応募内容、表記内容が変わりました。応募期間も1カ月短縮し2022 年7 月1 日(金)~9月30 日(金)当日消印有効として開催いたしました。宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」の最後の行「ソウイフモノニワタシハナリタイ」をそのまま生かし、そこにつながる自分の創作詩を8行~12行以内にまとめ、完成させて応募することとしました。「雨ニモマケズ・・・」の最初の一行を意識すると、表現がそれに影響され同じように否定形の言い回しが続き、一人一人の個性が沈み自由な表現を阻害しているのではないかということで変更致しました。

本コンテストの今後について

さて、今回は丸2年に渡る新型コロナウィルス感染症により中止になっていた修学旅行や学習発表会など各種学校行事が3年ぶりに一気に再開し、学校現場が多忙を極めていたせいか、昨年の第1回に比べ応募数が激減しました。応募の絶対数が減ったせいか、優秀賞該当作品も少なく、昨年、大通りのクロステラスで開催したような優秀賞受賞作品展は開催が難しいと判断し今年度は、見送る事と致しました。様々、今回の第2回の本コンテストはもちろん、第1回目も含め多角的に総括し、もう一度原点、振出しに戻って次回以降の開催を考えていきたいと思っております。

2021年度第1回宮沢賢治創作詩コンテスト優秀賞受賞作品パネル展示会開催

宮沢賢治創作詩コンテストの応募も無事9月30日消印有効をもって締め切りとし1051作品のという多数の応募を頂くことが出来ました。応募作品より最終選考通過作品を64作品を選出し、小野寺悦子氏(童話作家・詩人)清水辰哉氏(宮沢賢治記念館館長)高橋克彦氏(小説家・直木賞作家)畑中美耶子氏(もりおか歴史文化館館長)の4氏よる厳正なる審査と協議の上、当初予定していたより3作品多い優秀賞18点と、最終選考に残った40数点と合わせて、盛岡市大通クロステラスにて、1週間にわたって展示致しました。

連日、朝一番から優秀賞受賞児童の家族や最終選考作品として展示されている児童の家族や、担任の先生や友人等の皆さんが訪れてくださり、たいへん楽しく盛会裏に終えることが出来ました。

行事名:「宮沢賢治創作詩コンテスト」受賞・優秀作品パネル展示会

同時開催:チラシのイラストの原画及び「ナカムラユウコウ絵画作品展」

日  時:10月31日(日)~11月7日(日)10時~20時

会  場:クロステラス盛岡 1Fホール  〒020-0022 盛岡市大通三丁目4-1

2021年度第1回 宮沢賢治創作詩コンテスト開催

開催までの経緯

約2年に渡る準備の下、第1回 宮沢賢治創作詩コンテスト開催。開催にあたっては、高校生対象の宮沢賢治童話大賞を長年に渡って花巻市と共同開催している富士大学の運営事務局や、盛岡市教育委員会及び花巻市・盛岡市の中心小学校の校長に意見、アドバイスを頂き開催に漕ぎつくことができ関係諸氏には心から感謝を申し上げます。

本コンテストの内容

さて、本コンテスト岩手県内在住の小学生を対象に、「あなたは、どんな人になりたいですか。あなたが考えるすばらしい人は、どんな人ですか。あなたがふだん思ったり考えたりしていることを、すなおに自分の言葉で表現してみましょう。」ということで、「雨ニモマケズ風ニモマケズ」の第1行と「ソウイフモノニワタシハナリタイ」の最後の行を生かし、その間8~10行を自分で考えた詩を書き応募するものです。

選考結果

最終選考委員に、小野寺悦子(童話作家・詩人)・清水/辰也(宮沢賢治記念館館長)・高橋克彦(小説家・直木賞作家)・畑中美耶子(もりおか歴史文化館館長)<50音順・敬称省略>を迎え、予定より多い優秀賞18人作品を選出しました。優秀賞受賞の児童には、名前入りの記念楯・賞状・図書券〈3000円〉を贈呈致しました。最終選考会で髙橋克彦氏は、宮沢賢治と言うその巨人のイメージ、また最初と最後の二行という制約があるにも関わらず、独自な表現、文体で創作詩を書く頼もしい表現力のある子どもたちが岩手にいるというのはうれしいとご感想を述べられておりましたが、他の三氏も同感しておりました。

認定NPO法人「心の架け橋いわて」(愛称:こころがけ)さんを訪問し、ご寄付

5月27日(月)に「心の架け橋いわて」さんへお伺いし、24日に開催した「奈加靖子チャリティーコンサート」の 収益の一部、10万円をご寄付させていただきました。
「こころがけ」さんは、東日本大震災後、被災地のメンタルヘルス対策をおこない、その教訓のもと多分 野の専門家で、長期にわたる全生活支援の必要性を問い活動されている団体です。
2015年3月10日岩手県で9番目の認定NPO法人となりました。
奈加さ んが、「こころがけ」さんの招きで、2013年から大槌町の仮設住宅集会所などを会場に、ボランティアコンサートをされてきました。
そのご縁のもあって、今回ご寄付先と決めさせていただきました。24日のコンサートにご来場の皆さまへ、改めて御礼申し上げますとともにご報告申し上げます。


陸前高田の「朝日のあたる家」さんで弾き語りライブ

5月25日(土)NPO法人福祉フォーラム・東北さんが運営されている、陸前高田市米崎町の「朝日のあたる家」さんで奈加靖子さんのライブをおこなわせていただきました。
地元の皆様にハープの調べと奈加さんの歌声で、少しでも心を満たしていただきたいと企画したものです。
当日は、地区のイベントが重なりご来場の方が少ない予想でしたが、案に反してイスを追加するほどご来場いただきました。ご来場の皆さまに心より御礼申し上げます。
皆さんには奈加さんが、アイルランド大使館さんにお願いして寄贈いただいた、公式パンフレット(二つ折り)をお 渡しし、アイルランドについて知っていただくツールとさせていただきました。


盛岡の地にアイルランドの薫風そよぐ

5月24日(金)6時半開演、盛岡のおでってホール会場の「奈加靖子チャリティーコンサート・ようこそアイルランドの世界へ~妖精の国の歌と物語~」は、おかげ様で多くのご来場をいただき、無事盛況裡に終えることができました。お越しいただいた皆様に心より御礼申し 上げます。
第1部のトークと朗読「アイルランドの世界を語る」は、大塚富夫アナウンサーと奈加靖子さんの掛け合い。大塚アナの軽妙洒脱な語り口とお話に、奈加さん、しばし笑いの渦に巻き込まれてしまうほど。
民話の朗読は予定変更し奈加さんと2人で披露。聞きごたえのある読みっぷりは観客を引き込んで離さないほどでした。
アイルランドのこと、日本とのつながりなど、楽しく知ることができたのではないでしょうか。

第2部ケルトの調べ「妖精の国の歌」に入り、観客はアイ リッシュハープと奈加さんの歌声にすっかり魅了されました。ピアノ伴奏は永田雅代さん、急遽アコーディオンとピアニカを持参してくださり、歌に合わせとて もカラフルな伴奏となりました。
曲目は原語の歌詞が多かったのですが、耳馴染み深い歌が多く、懐かしさをいだいて聞き入った方も多くいらしたようです。
盛岡の地で素敵な吟遊詩人が、しばし涼やかなハープの旋律と澄み切った歌声を響かせてくださいました。



釜石市役所を訪問し、ご寄付

12月17日(月)に釜石市役所を訪問させていただきました。さきにご案内の通り、佐野よりこ民謡プロジェクト「笑福!民謡(うた)と踊りの祭典―東日本大震災復興支援チャリティーショー」の収益の一部15万円を、野田武則市長に「震災復興にお役立て下さい」と お伝えしご寄付申し上げました。
ここに、謹んでご報告申し上げます。
ご来場のお客様並びにご協力の皆々様へ、あらためて心より御礼申し上げま す。


佐野よりこさん、出身地の釜石の市民ホール「TETTO」で民謡(うた)を捧ぐ

おかげさまで、12月2日(日)開催の佐野よりこ民謡プロジェクト「笑福!民謡(うた)と踊りの祭典―東日本大震 災復興支援チャリティーショー―」は、大盛況となって終えることができました。あらためて、ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。
本イベントに関わ り、支えて下さった皆様、ご出演協力の皆様に心よりお礼申し上げます。
当日は、650名を超えるご入場者と出演者の700名近い皆様が一つになっ て、僭越ですが、見ほれ聞きほれ「笑福!」の舞台であったと存じます。佐野さんの故郷への感謝の思いとともに、ぜひ協力したいと申し出て下さった出演の皆 様に最高のパフォーマンスを披露していただきました。ご来場の皆様の心にしっかり伝わったのではないでしょうか。

今回、自宅でも毎日行っていただくようにコグニサイズ自宅メニューファイルを皆さんにお渡しいたしまし今後とも当会運営にご協力賜りますようお 願いし、報告とさせていただきます。尚、皆様からいただいた入場料の一部を後日、釜石市へ震災復興の一助として寄付させていただきます。


外国人留学生の東日本大震災被災地訪問と交流

<東洋大学地域国際学部(大学院)留学生被災地視察>1日目、午前「岩手日報社見学」
本日6月16日(土)午前、一行は元気に盛岡駅に到着されました。引率の松丸教授を始めとした留学生の皆さんは、駅で待機していた当会の代表理事並びに理事(同大名誉教授)と同大OB桑 島氏のマイクロバスでさっそく、最初の見学先「岩手日報社」さんへ向かいました。
到着した同社社屋玄関先では、ご担当の太田代様と小山田様がお出迎え下さ いました。見学は新聞制作の現場、編集局の様子を拝見してのち、大型のビジョン設置の衆議スペースで画像と映像による説明をしていただきました。
岩手日報 社さんが、3・11の発生と同時に報道機関として何を優先に行動・取材・報道したのかご説明いただきました。

発生から7年の歳 月を経た今、同社はこれまで蓄積した、震災・被災にかかわる膨大なデータを活用し、将来必ずまた襲来する津波災害の備えになるよう解析情報をホームページ で公開されています。その詳細を分かりやすく紹介いただきました。大規模な自然災害に際して報道機関の初動からその後、時間の経過とともに、新聞社として どのような情報提供・報道をなさっているのか、考え深いご説明をいただきました。
留学生の皆さんは、この後の視察現地入りにあたり、しっかりと情報共有で きたものと思います。お忙しい中にまた非番にもかかわらず、出社ご対応いただいた岩手日報社の太田代様、小山田様を始め関係者の皆様に心より感謝申し上げ ます。ありがとうございました。


ホスピタルコンサートを開催

<佐野よりこ、東京都下病院慰問コンサート>
岩手が誇る郷土民謡の唄い手・奏者、「佐野よりこさん・三代目井上成美さん・吉田やす子さん」ご一行によるホスピタルコンサートは大盛況の裡に終えることができました。
2018 年6月2日(土)午後1時45分から約1時間、(公財)結核予防会「新山手病院・保生の森(介護老人保健施設)1階フロアーでのコンサートには約80人の 皆さまにお集まりいただきました。

曲目8曲を披露したほか、三代目のみごとな三味線バチさばきに湧き上がる拍手、佐野さん、吉田さんの唄には元気な手拍子 もいただいて、活気あふれるひと時となりました。
ご来場の皆さま、ご協力いただいた病院施設の皆さまに心より感謝申し上げます。

会場を移って、午 後4時からは(公財)同、「複十字病院」1階外来フロアーにて開催。45人ほどのご来場者を前に、先の披露にも負けない熱のこもった民謡のコブシが響き渡 りました。身体のご不自由な方も唄に合わせリズムをとっていただき、約1時間、会場一体となったコンサートになりました。ご来場の皆さま、ご協力いただい た病院施設の皆さまに改めて心より感謝申し上げます。ありがとうございました。


チャリティー映画上映会(第2回)を開催

2017年12月3日(日)開催のヒューマンドキュメンタリー映画「ゆめのほとり―認知症グループホーム福寿荘 ―」のチャリティー上映会はとともにおかげ様で無事終了いたしました。ご来場の皆様には、雨降りにもかかわらずお運びいただき、ありがたく心よりお礼申し 上げます。
ご覧いただいての評価は、アンケート結果からおおむね好評を得ることが出来たと思います。今回は31名の方にご来場いただきましたが、 上映告知を「岩手日報」さん、生活情報誌「マ・シェリ」さんがお取り上げくださり、それをごらんになってお見えいただいた方が多くいらっしゃいました。
上映案内が告知不足とのご指摘もいただき、次回の反省とさせていただきます。

入場料合計額は500円×31名で15,500円となりました。つきましては、 12月21日(木)に当会の高橋理事と吉田事務局長が陸前高田へと出かけてまいりました。
当地で、東日本大震災による大津波の被害を後世に伝えるため、津 波の最大到達点に桜の木を植える活動をされている、NPO法人「桜ライン311」様に伺ってまいりました。
当日、岡元代表理事にお会いし、入場料に当会か らの支援金を合わせ65,500円を寄付させていただきました。少しでも今後の活動の力になれば幸いと存じます。
今後とも当会活動にご理解とご協力をよろ しくお願いいたします。


当会企画制作の自叙伝を発売

2017年6月30日、自伝『KOGARIMAI いちのへストア物語』四六判、ソフトカバー、357P定価1500円+税、を発売いたしました。著者は当会理事、小苅米清弘です。
小苅米が平成10(1998)年と平成20(2008)年に執筆発刊した『道を拓く』『スーパーマーケットのたびたち』2冊を改稿したうえで、1冊 にまとめ上げた作品です。
第一章はいちのへストア前身の一戸商店を築き上げた小苅米謙太郎と妻セキの苦難の道を描き、第二章でいちのへストア創業の小苅米 瑞代と妻晴子の奮闘を活写しております。

著者は大学で経済学の教鞭をとった学者でもあり、本文中には会社経営の哲学ほか実践に基づく商いの勘所などが随所 に盛り込まれております。競争し烈の今日にあって、商いはもとより、働くことの本質を述懐した好著と僭越ながら自負致しております。どうぞ、お手に取って 内容をご確認のうえご購入いただきたくお願い申し上げます。盛岡市内主要書店、ならびにネット通販で入手可能です。また、当ホームページの「お問い合わ せ」より当会宛ご注文いただければ、直接販売も可能でございます。


「ピーコさん」のチャリティーコンサート開催

2017年2月5日(日)午後2時より、盛岡市内プラザおでって3階「おでってホール」で開催したチャリティーコ ンサート「ピーコの盛岡で会いましょう♪」は、おかげ様で大盛況の裡に終えることができました。ご来場の皆様にはあらためて心よりお礼申し上げます。当日 は当初設営の180席を急遽200席に増やす盛況ぶりで、スタッフを除き180余名のご来場をいただきました。つきましては、入場料を全額「NPOプロ ジェクト伝」への復興支援活動費としてお渡しいたしました。今後とも当会の活動に対しご理解とともに一層のご支援をお願いいたします。

 

 


チャリティー映画上映会(第1回)を開催

2016年11月29日(火)午後2時30分より、自主制作映画会社「いせフィルム」制作のチャリティー映画上映 会を開催いたしました。作品は「妻の病(レビー小体型認知症)」です。ドキュメンタリー映画制作の旗手として活躍する、伊勢真一監督作品です。

「…この映 画は認知症のドキュメンタリーというよりも、病を経て絆を深める、ある夫婦の愛の物語である」。(上映チラシより)
当日は73名のご来場をいただ き、鑑賞後のアンケートも50人以上の方が感想を述べてくださいました。つきましては、当日いただいた入場料500円の総額と募金の合計38,500円 を、12月14日(水)に岩泉町役場を訪問し、寄付をさせていただきました。

また、一緒に当社団からのお見舞金として100,000円を寄付させていただ きましたこと、ご報告させていただきます。


コグニサイズ認知症予防教室事業(10月25日より、「みんなで認知機能検査」開始!)

コグニサイズとは、継続した運動と軽い脳トレを行なうことで、認知症予防をしようという取り組みです。コグニサイズの名称は〔国立研究開発法人〕国立長寿医療研究センター(National Center for Geriatrics and Gerontology)が予防プログラムを提唱し、普及に際して覚えやすいように「cognition(認知)」と「exercise(運動)」を組み合わせた造語です。

予防教室の一環として10月25日(木)より、【みんなで認知機能検査】と銘打ち、「認知機能検査(NCGG-FAT)」を開始いたしました。iPad(タブレット型PC)を使う約40分の検査です。調査員が説明・操作しながら実施します。検査内容は、

問題1(理論的な即時記憶)、問題2(図形認識)、問題3(単語の即時記憶)、問題4(全般的な認知機能)、問題5(注意・実行機能)、問題6(情報処理速度)、※問題7(注意)、※問題8(図形の遅延記憶)、問題9(単語の遅延記憶)、問題10(理論的な遅延記憶)から構成されています(※はオプションのため省略)。

認知機能検査はほかにも様々ありますが、心理学に精通した専門職が実施しなければならず、検査処理も煩雑で手軽な受検には難があるとされます。

国立長寿医療研究センター開発の「NCGG-FAT」は、専門家でなくとも操作知識を理解した人が行えば、正しく認知機能を評価できることが、科学的に証明されております。

註:NCGG-FATとは、National Center for Geriatrics and Gerontology-Functional Assessment Toolの略